吉田幸生のスケジュール帳

関西を中心に、主にシャンソンの伴奏ピアニストとして 活動する吉田 幸生の公開スケジュールと雑記帳です。

梅騒動



 先週の土曜日、電話が鳴った。名乗られたがピンと来ない。「庭を綺麗にしたので、梅、どうぞ採って下さい。落ちて来てるんで採り頃かと。」で、やっとどなたかわかった。
実は自宅前の路地は左へ下って行くと行き止まりの谷になっているのだが、その手前に立派な梅の木(だけではなく柿やぐみ、みかん、果ては芭蕉の木まで)のある庭があるのだ。
ここへ越して来て以来ほぼ毎年小梅の梅干を作っているのだが、この梅の木は小梅が実る。だが庭の持ち主は全く手を付けない。欲しいなあ、と思いつつ毎回購入していた。ある年思い切って「採らせてもらえないか」とお願いしてみたところ、「だめだ。わしはここで静かに暮らしたいのだ。一切関わらないでくれ」と、ケンもホロロに訳の分からない理由で断わられ、諦めていたのだ。その方からの嬉しくも有難い電話だった。
今年はたまたま小梅を買い逃していたことも逆に幸いした。翌日朝から小雨降る中、小梅の木に挑む。デスクワークは山積みだが、出かける仕事も来客も無い今日しかタイミングはない。

 何しろ、鑑賞用でもなく収穫用でもなく一切手入れされず勝手気ままに育った(っぽい)小梅の木は、この庭(というより雑木林)の中心として君臨しており、自由奔放に伸ばした枝枝に鈴なりに実っているのだ。おまけに地面は熊笹やつる草その他伸び放題の、しかも急斜面で、足場が悪い事この上ない。
取り急ぎホームセンターでブルーシートを調達してきて下に広げ、竹竿で揺らして実を落とす。これがまた、チョンチョンとつつく程度では落ちない。ある程度の力を加えて揺さぶってやらないとダメなのだ。ブルーシートをあちこちに、苦労しながら移動させつつ、家族総出で約2時間。半分くらいの実を落とした。これ以上は、体力的にも分量的にも限界だ。

写真 3



昼食もそこそこに、小梅たちを風呂場に持ち込み、湯船に張った水にぶち込んで枝葉を除去しつつ洗う作業に入る。2時ごろ漸く洗浄完了。
次は計量だ。体重計で測ると、なんと50キロ!。
今までせいぜい梅干4キロ梅酒1キロ製造していた身からすると、いきなり業務用レベルである。
家に転がっている容器や庭石などかき集めてどうにかできる分量では無い。
再びホームセンターに車を走らせ、プラ樽、重石、塩を調達。
夕食もそこそこに、梅を傷ものまたは熟しすぎ、これは煮込んでジャムにする用、あとは<綺麗に熟したもの、まあまあ、青梅>の3種に、爪楊枝片手にへたをとりつつ仕分けする。夜10時で中断して寝る。

 翌朝朝食後から作業再開、結局綺麗に熟した5キロ、まあまあの21キロを梅干に仕込む。
残った青梅の処理に悩む。これだけの量を梅酒にするのもどうか、と悩んでいたところ、妻の友人が10キロ引き取ってくれる事になり、早速荷造り。あとは2キロを近所のママ友にプレゼントして手元に残った青梅が2キロ。これは1キロ梅酒、1キロ梅シロップに決定。漸く梅処理が終わる。

降って湧いた小梅50キロ騒動、これにて一件落着。
もし来年以降、吉田印の「つつじ谷の手作り梅干」がお店に並んだら、それはこの梅です。
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