吉田幸生のスケジュール帳

関西を中心に、主にシャンソンの伴奏ピアニストとして 活動する吉田 幸生の公開スケジュールと雑記帳です。

青木小夜子さんのこと

 今から約40年前。父が、病に倒れたのを契機に奈良県橿原市に家を建てたので、11歳の春に移住してきた。
父の趣味で家にはステレオセットがあった。当時主流の組込み一体式のではなく、最先端のコンポーネントというやつだ。カセットテープが世に登場、FM雑誌を片手にエアチェックが流行り出した頃だった。
 3歳から電気オルガン〜エレクトーンを習っていて音楽に接してはいたが、流行歌に興味を持ち出したのは遅くて、中学に上がる頃からだったと記憶している。

 その頃、FM愛知の「小夜子の部屋」という番組が、MCを被せずに曲をフルコーラス流してくれるので気に入って、欠かさずエアチェックしていた。DJが喋ってる間やCM中に、カセットテープを頭出しして録音待機。ではどうぞ、で録音開始して「ええ曲や」と思ったらそのまま録音、「イマイチ」と思ったら止めて録音前の場所まで巻き戻して再び録音待機(当時はテープって、ポンポン買えるほど安いものでは無かったと思う)。そうやって録り貯めたものが60分テープで20本くらいあっただろうか?それらは、間違いなく、今の自分の音楽的基礎の一部になっていると断言できる。

 先日ひょんなことから、おつきあいのあるシャンソン歌手の青木小夜子さんが、その番組のDJだった事がわかり、驚いた。ラジオのお仕事をなさってる事は知っていたが、全く結びついていなかった。何という事でしょう。尤も、録り貯めていたのは音楽だけで、DJのお喋りは一言も残していなかったし、番組名すら全く忘れていたのだから。漠然と残っている印象が落ち着いた大人の女性の声で、今接しているコケティッシュなキャラクターと一致しなかったせいもある。

 ともかく、中学時代に聴き倒したFM番組のDJと、期せずして出会っていたわけです。今更ながら、改めてお礼申し上げた青木小夜子さんからは、こんなお返事が返ってきました。

「いや~私も驚きました。
奈良でFM愛知を聞いていて下さったなんて・・・オドロキです。
曲は完奏することを第一に、曲と曲の間にリスナーの手紙を読み
私なりのリアクション、ともに悩み考えるリスナーと一体となる番組でした。
そんなところが毎晩1時間 25年という長寿番組になったと思います。
過ぎ去った過去の話です。
 今でもたまにですが、東京 名古屋、福岡から一度はオーストラリアから、
ネットで知ったとライヴを訪ねてくださいます。
多感な時代にそこにいた小夜子は思い出として残っているようで、
DJ冥利に尽きます。

本当に・・・その昔、吉田幸生少年と接点があったなんて・・・
今は立派なピアニスト、光栄です。
青木小夜子」


 ちなみに彼女のことや番組のことは、Wikipediaにも載っている。
それによると番組名など少々記憶違いがあるようだ。
今度実家に帰ったら古いFM雑誌が残っているか、探してみよう。
関連記事
スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する